魅力多彩「大通公園」
日常の雑踏の中、何億の人達が何気に横切って行くのでしょうか。私にとっては、決して何気には素通りできない場所です。 私の大好きな大通公園には色々な思い出がたくさんあります。 魅力溢れること大通公園を、ほんの少しだけでも私なりに皆様へご紹介させて頂きます。
明治4年に火防線として設けられたのが始まりで、公園の東端にあるテレビ塔を中心に、東西南北に分かれています。
国際都市札幌のシンボルとして「花」「つどい」「フロンティア」「オアシス」「交流」の5つのテーマと、5つのゾーンで構成されており、 公園全体に92種類約4,700本の木々が植えられており、サクラは大通西6丁目を中心に約50本植えられています
大通公園には噴水もあります。噴水の周りにはマイナスイオンが発生しているのはご存知ですか? 私は、お弁当を持って噴水の側でマイナスイオンを浴びながらお昼休みを取っていた事があります。
札幌名物とうきびワゴンはご存知ですか?今では、とうきびおばさんのバッチが販売される程有名になりました。 とうきびの皮でできた、とうきびペーパー(ポストカード)も販売されています。期間は4月下旬~10月下旬まで。 販売時間はAM9:30~ですが、終了時間は月ごとに異なります。

大通公園は美術館だった!?
色々と思い出のある公園ですが、こんなにも多く銅像があったことに驚きを隠せません!!
山内 荘夫氏の銅像を見ていると、なんだか温かい気持ちになって実家の母に会いたくなりました。彼の作品は、中島公園や道立近代美術館など、札幌市内のあちこちで見る事ができますよ。
「牧童」と「泉の像」は、大通西3丁目にあります。公園の中でもお気に入りの3丁目ですが、「泉の像」が銅像の中でも一番目を惹きました。私は根室生まれですが、隣の釧路市に小さい頃父とよく出掛けており、幣舞橋に建っている銅像の一つに本郷新氏の作品がありました。幼いながら、記憶に残っていたのでしょうか。「泉の像」を見たときに懐かしさがありました。
3丁目では、大きな噴水があるせいか多くの人達が戯れていました。週末は、どこから現れるのか!?大道芸人さんがいる事があります。
写真の「ブラック・スライド・マントラ」は何か分かりますか?私は、子供達がいなければわかりませんでした。そう、滑り台なんです。これは大通西8丁目にあります。さすが、イサム ノグチ氏の発想は素晴らしい!!あまりの驚きように、大の大人が順番を奪いながら滑りました。(楽しかった思い出です) イサム ノグチ氏は、札幌には欠かせない人物であります。札幌の東にある「モエレ沼公園」は、彫刻家イサム ノグチ氏のマスタープランによる公園そのものがアートになっています。
歴史発見!!「姉妹都市」「石川啄木」
札幌市は、現在までに国際交流・姉妹都市として4都市と提携しています。「ベンソンの水飲み」(大通西2丁目)は、姉妹都市ポートランドから1966年の寄贈品です。 「マイバウム」(大通西11丁目)は、姉妹都市ミュンヘンから1972年の寄贈品です。「マイバウム」はドイツ語で、”5月の木”を意味しているそうです。 近くで見ると、とってもドイツらしく可愛いので是非大通西1丁目まで足を運んでみて下さい。
「聖恩碑」(大通西5丁目)付近の木々はすっかり秋色です。大通公園の両端には、ビルが立ち並んでいますが、そんな中にもこんなほっと一息つける風景があるんです。 何気なく通り過ぎている方は、ほんの少しだけ立ち止まって見てほしいです。
北海道の至る所に、歌人石川啄木の人跡が残っています。「石川啄木像」と「歌碑」(大通西3丁目)しかし、石川啄木が札幌で新聞記者として生活を送ったのは、明治末のわずか2週間だったそうです。
~石川 啄木の詩~
「道端の莫迦に広い停車場通りの、両側のアカシア並木は、蕭条たる秋の雨に遠く遠く煙っている。男も女もしめやかな恋を抱いて歩いているように見える」 と、駅前通を歌った詩が気に入っております。
伝えきれない程の魅力「大通公園」
この他にも、大通公園には数え切れない程の魅力が満載です! 今回、ご紹介させていただいた銅像やモニュメントは、通年見られるものです。大通公園には季節ごとの楽しみ方もあります。咲き誇る花や木々を見て季節の移り変わりを感じることができます。 雑踏の中で、季節を感じる事ができるできる魅力多彩な大通公園に、是非足を運んでいただきご自身で体感していただきたいです。
大通公園は近年、食のイベントが増えました。食す事が大好きな私にとっては、益々愛してしまう大通公園であります(笑)



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